環境技術で電力の地産地消を実現 電源機器

FK-3シリーズ

マルチモード対応で使いやすい直流電子負荷装置

FK-3シリーズ

  • 電圧:0~150V
  • 電力:160W~21kW
  • 価格:218,000~(円・税抜)
特長
1.使いやすいマルチモード 2.インテリジェント並列運転機能
3.0V対応(FK-3-LZシリーズ) 4.プログラム機能
5.自動ロードオフ機能 6.シリアル通信ポート標準装備
7.電流遮断機能 8.交流重畳機能
9.ダイナミック動作 10.低電圧リミッタ機能
11.スルーレート設定機能(負荷ON/OFF時) 12.ソフトスタート機能
13.定電流応答速度切替機能

特長1使いやすいマルチモード

大型グラフィック液晶採用。現在の計測値などの情報を確認しながら設定でき、回転ダイヤルと十字型矢印キーによる直感的な操作で、設定値を素早く変更可能。

特長2インテリジェント並列運転機能

異なる容量の機種でも専用ケーブルを接続するだけで、接続台数や総合電流・電力をマスター機が認識し、集中表示します。
接続台数の誤設定や、制御ケーブル抜けによる計測値の誤表示を防止します。
※FK-3-LシリーズとFK-3-LZ シリーズ(0V対応機種)の並列接続はできません。

特長30V対応(FK-3-LZシリーズ)

FK-3-LZシリーズは-0.5Vからのフル電流に対応。燃料電池や各種蓄電池の劣化試験や、太陽電池などの短絡特性試験などに活用できます。また低ノイズ化も実現しました。

特長4プログラム機能

任意のパターンを簡単にできるスイープ&ステップ機能を搭載。
複雑な負荷の変動パターンをあらかじめ登録しておき、自動的に繰り返して実行できます。
さまざまな波形の負荷によるシミュレーションが可能です。

特長5自動ロードオフ機能

事前の設定値に達すると、自動的にLOAD OFFする機能です。
電圧低下、電流低下、電流増加、経過時間、積算電流、積算電力に対応したLOAD OFFが可能です。

特長6シリアル通信ポート標準装備

パソコンなどによる制御・監視に対応したRS-232C/RS-485の2系統のシリアル通信ポートを標準装備しています。
オプションのマルチ接続ケーブルを使用すれば、1個のシリアル通信ポートで31台までのFK-3シリーズを制御できます。 通信コマンドは業界標準のSCPIプロトコルに準拠した形式のほか、弊社FKシリーズ互換形式も選択できるので、システムソフトウェアのFKシリーズからの置き換えも容易です。

特長7電流遮断機能

燃料電池のインピーダンスを測定する方法のひとつに、電流遮断法があります。 これは負荷電流を急激に遮断した際の燃料電池端子間の電圧波形により、内部インピーダンスを推定する方法です。 本機は電流遮断機能を標準装備しており、特に0A付近のテール電流※ の発生しない回路を新たに開発・採用しています。 また、遮断/回復のスルーレートを独立して設定できるため、配線インダクタンスによる電圧波形のオーバーシュートやリンギングを低減できます。
※テール電流:0A付近で電流が直線的に降下せず、長い尾を引く現象

特長8交流重畳機能

交流法によるインピーダンス測定に対応した交流重畳端子を装備。各種電池の寿命や効率、出力特性などをより高精度に測定可能です。負荷電流に交流成分を重畳し、周波数を変化させながら、燃料電池などの内部インピーダンスを測定します。

特長9ダイナミック動作

2つの設定値(NORMAL/EVENT)間で負荷条件の急変を繰り返す動作が可能です。スルーレート設定が可能なほか、動作周期は時間および周波数、デューティー比で設定可能。
直流電源の過渡応答試験やダイオードの電流試験、電池のパルス放電試験などを簡単に行えます。

特長10低電圧リミッタ機能

電池などの放電試験で過放電を防止する機能です。低電圧リミット値(UVL)を設定しておけば、設定値以下にならないように負荷電流を自動的に制限します。
(CCモード/CRモード/CPモード)

特長11スルーレート設定機能(負荷ON/OFF時)

負荷ON/OFF 時の電流スルーレート(A/μs)設定が可能です。配線が長い場合の過渡的な電圧変動や負荷電流のオーバーシュートなどの防止に効果的です。(CCモード/CRモード)
※ダイナミック動作時のスルーレートと負荷ON/OFF時のスルーレートの設定範囲は異なります。

特長12ソフトスタート機能

外付けスイッチなどで本機の電源をONにする場合に、電流のオーバーシュートを防止できます。 動作開始電圧以下ではLOAD ON状態でも負荷電流はカットオフされ、動作開始電圧以上になった時点で、設定されたスルーレートで負荷電流が立ち上がります。

特長13定電流応答速度切替機能

供試体の条件や用途に応じて定電流(CC)モードの応答速度を2段階(SLOW/FAST)で設定することができます。