環境技術で電力の地産地消を実現 電源機器

直流電源の機能について

機能毎の対応製品一覧

直流電源の機能

通常の可変電源の何台分も対応

ズーム機能

ズーム機能とは、定電力形の出力範囲を持ち、電圧(電流)の低いところでは高い電流(電圧)を出力できるものです。定電圧または定電流のどちらのモードでも使用することができ、ゼロからフルスケールまで任意に設定することができます。一般的な可変定電圧(CV)、可変定電流(CC)方式の直流電源では、最大出力電圧よりも低い電圧で使用する場合、最大出力電流が固定の為、取り出せる最大電力は低下していきますが、ズーム機能を搭載することにより、最大出力電流が出力電圧に応じ無段階に可変します。この機能により、一般的な固定レンジ直流電源5~8機種相当の動作範囲を1台でカバーすることができます。ZX-Sシリーズは、出力電力で8倍のエクステンドレシオ(拡張比)です(ただしMタイプは4倍)。KXシリーズは、出力電力で4倍のエクステンドレシオ(拡張比)です。

注意:エクステンドレシオ=定格電力が得られる最小電圧と最大電圧の比

対応製品:ZX-S/RZ-X/KX-S

電池に近い出力特性を再現

内部抵抗可変機能

この機能は電源の内部抵抗を疑似的に可変するもので、太陽電池や燃料電池、化学電池をエミュレーションすることができます。定電圧モードで動作しているとき、負荷電流による電圧降下を意図的に発生させることができます。これにより化学電池(放電時)の内部抵抗や太陽電池,燃料電池のI-V特性を近似させることができます。本機能により、外付抵抗などが不要となり、抵抗体からの発熱や電力損失がありませんし、外付けの物理的摺動式抵抗器に比べ、デジタル制御の等価動作なので、抵抗値が不安定な状況などがありません。

注意:直流的な動作に限ります。過渡的な現象の近似には適しません。

対応製品:ZX-S/RZ-X/RX/HX-G2・G4/HX-GS

PCなしで電源制御・モニタが可能

外部アナログモニタ・制御機能

外部アナログモニタ制御は外部アナログ制御と外部アナログモニタの両方の機能を兼ね備えています。

アナログ信号により電源の状態を外部へ出力することや外部より電源の制御ができます。機種毎にモニタ可能な状態や制御可能な内容が異なります。(※)

※ 詳しくは、お問い合わせください。

対応製品:ZX-S/RZ-X/RX/HX-G2・G4/HX-GS/HX/GP,GP/R/GPmk2/LX-2/HV-X/FX/TP

外線の異常やノイズの影響を抑制

外部アナログ絶縁機能

外部アナログ制御・モニタ信号が、内蔵のアイソレーションアンプで電源出力部と絶縁されています。

対応製品:RZ-X/RX/HX-G2・G4/HX-GS

電源立上げ時の突入電流を抑制

スルーレート可変機能

ランプや大容量コンデンサなど、突入電流が寿命に影響する負荷では、電圧の立ち上げ時にスロープを付けて突入電流を抑えたい場合があります。このような場合を想定して出力電圧、電流のスルーレート(上昇率、降下率)を設定する機能です。この機能は電圧、電流、上昇、降下についてそれぞれに設定でき、出力のON-OFF時、出力設定の変更時のどちらにも有効です。

対応製品:ZX-S/RZ-X/RX/HX-G2・G4/HX-GS/HV-X

ダイオードやLEDの通電試験に最適

ラッシュ電流抑制機能

電力用ダイオードや高出力LEDなどに一定の電流を流して通電試験を行う用途では、従来の直流電源では内部回路に改造を加える必要がありました。
これは、従来の直流電源が主に定電圧での使用を想定しているためで、ダイオードのように非線形なV-I特性を持つ負荷に対して、定電圧モードで立ち上げ→電流ゼロ→順方向閾値電圧を超える→電流が急激に上昇→定電流設定値をオーバー→電流制御開始(トランスファ領域)→定電流に安定という過程をたどるためでした。
使用目的にあわせて定電圧(CV)優先モードと定電流(CC)優先モードを選択使用できるようにしました。これにより、ダイオード負荷でもオーバーシュートのない速い立ち上がりの電流が得られます。

対応製品:ZX-S/RX/HX-G2・G4/HX-GS/HV-X

電源単体での自動試験に最適

シーケンス動作機能

シーケンス動作機能は、あらかじめ定められた設定値に従って、電源の出力を制御するもので、電源単独で簡単なシーケンス動作が可能です。電源単体で電源本体内のメモリー機能の設定内容とOUTPUT OFFのそれぞれ制御時間を設定し、シーケンシャル(規則的,連続的)に出力を自動制御することができます。これによりパソコンなどの制御機器を使わずに、電源出力の自動制御を行うことができます。

対応製品:ZX-S/RZ-X/KX-S

スパークや残電圧による突入電流を抑制

電流シンク機能

電流を吸い込む(電流シンク)機能が内蔵されており、出力OFF時や高い電圧設定から急激に低い電圧設定にした場合でも内蔵されている大容量平滑用電解コンデンサーの電圧を素早く下げることができます。検査ラインなどで次々に通電テストする場合など、出力OFF操作(外部コントロール端子やデジタル通信によるリモートコントロール含む)で素早く電圧が下がりますので、出力OFF後、コネクタなどの接続端子を用いて素早く脱着してもスパークや残電圧による突入電流(インラッシュ電流)の発生などのトラブルを低減でき作業の安全性を向上させます。なお、バッテリー充電や大容量電解コンデンサーや電気二重層コンデンサーなどで、出力OFF時にシンク機能を働かせたく無い場合、この機能をOFFにすることができます。

注意:逆電流を安定化する機能ではありません。逆電流が最大吸込み電流を超え出力端子間電圧が定格電圧以上になるような負荷の場合(回生モータや誘導負荷、回生インバータ、コンバータ等)は大容量ダミー抵抗や逆電流防止ダイオードなどを接続してください。バッテリーや大容量コンデンサなどの負荷の場合、本機接続の際にスパークなどにより端子を破損したり、内部平滑回路に突入電流が流れ、内部回路を損傷する場合があります。また、シンク機能によりバッテリー側の電流を消費する場合がありますので、それらの場合もダイオードなどで保護してください。

対応製品:ZX-S/RX/HX-G2・G4/HX-GS/HX/GPmk2/KX-S

電力変換効率の良い電源を提供

スイッチングレギュレータ

シリーズレギュレータのように連続制御ではなく、制御回路がON/OFF動作する断続制御方式です。シリーズレギュレータに比べ、電力変換効率が極めて良いことが特徴です。

対応製品:ZX-S/RZ-X/RX/HX-G2・G4/HX-GS/HX/KX-S/LX-2/HV-X/FX

スイッチング方式より低ノイズ

シリーズレギュレータ

負荷に対して制御用の半導体(トランジスター、FET等)が直列に接続された制御方式です。ドロッパー方式ともいい、スイッチングレギュレータに比べノイズが少ないのが特徴です。

対応製品:GP,GP/R/GPmk2/TP/HV/TMK1.0-50

多彩な通信インタフェースを提供

通信機能

パソコンなどから電源の状態をモニタしたり、制御を行うための通信ポートを装備しています。通信ポートについては、機種により異なりますので、ご注意ください。また、型番により、通信ポートの種類や有無が異なります。(※)

※詳しくは、お問い合わせください。

対応製品:ZX-S/RZ-X/RX/HX-G2・G4/HX-GS/HX/GP,GP/R/GPmk2/KX-S/HV-X/FX/TP

複数の電源を時間差による制御が可能

シーケンシャルON/OFF機能

電源を複数台組み合わせて多出力電源を構成した場合に各電源出力のON-OFFに時間差を設定することができます。パソコンなどを使わない場合でも、マルチ接続ケーブル(オプション)を接続して、各電源に遅延時間を設定するだけで、出力ON-OFFにシーケンスを組むことができます。パソコンなどの通信で制御する場合は、グローバルコマンド送出により、各電源に設定した遅延時間に従って出力のON-OFFが実行されます。

対応製品:ZX-S/RX/HX-G2・G4/HX-GS

電源校正が容易

ユーザー校正機能

定電圧、定電流の設定と電圧計、電流計の校正ができます。校正作業はカバーを開けずに前面パネルの操作で行うことができます。

対応製品:ZX-S/HX-G2・G4/HX-GS/GPmk2/HV-X

使用電力を回収し再利用

回生機能

回生機能とは、機器で発生した余剰なエネルギーを回収し、電力に変換して再利用することです。この機能により電力の節約の他に、設置スペースの節減や空調設備の負担も低減することができます。具体的には、EV/HV/PHV/FCVなどの電気式パワートレインに使われている駆動用インバーターや二次電池などを試験する場合、電力供給[または力行(Power running)、ソース(Source)、ロード(Load)]を行う時と、電力吸収[または回生(Regeneration)、シンク(Sink)]を行う時がありますが、この吸収時の電力を熱エネルギーに変換せず、電力系統に回生することで、供試体から発生したエネルギーを有効活用し、試験時のCO2の排出を低減します。また、周囲に放出される熱エネルギーの発生を抑えることで、空調設備の運転に掛かるコストを大幅に削減できますし、直流電源装置と電子負荷装置を組合せて切替する方式とは違いタイムラグやリレー等のノッチなどが発生せずスムーズに移行する試験を行うことができます。

対応製品:RZ-X

複数の電源を簡単にコントロール

並列運転機能

並列接続の概念を破る同一機種のインテリジェント並列運転機能※1を搭載しております。これは、並列台数を増加しても過渡回復特性※2が劣化しない、新マスタースレーブ方式を採用しており、マスター、スレーブ間の制御遅れがなく、常に良好な過渡回復特性を維持します。 また、並列接続時に同一機種を自動認識し、負荷電流、負荷電力の計測値は各機器の合計値をマスター機に集中表示しますので、従来のようにマスター機とスレーブ機それぞれの電流表示をユーザーが加算する煩わしさから解放されます。接続に関しては、オプションの並列制御ケーブルで、各機の出力を負荷へ接続するだけで完了。並列台数はマスター機が自動検出するので、台数の誤設定や制御ケーブル抜けによる出力値の誤設定や計測値の誤表示を防止します。

※1 並列運転は同一機種に限ります。
※2 定電圧動作での負荷電流急変に対する電圧変動の回復特性。

対応製品:ZX-S/RZ-X/RX/HX-G2・G4/HX/GP,GP/R/GPmk2/HV-X/FX

複雑なパターンの繰り返し動作を提供

LinkAnyArts-SC2 シリーズ

LinkAnyArts-SC2は、PCにインストールすることで、直流電源を任意のプログラムに従って電源出力を変動させる「プログラム制御」または、一定の電源出力を行う「定値制御」を行うことができます。二次電池試験・インバータ直流入力変動試験、コンバータ入力変動試験・デバイスの信頼性評価試験の他、幅広い用途にご利用いただけます。

対応製品:ZX-S/RZ-X/RX/HX-G2・G4/HX-GS/HX/KX-S/HV-X/FX

1台で複数の疑似電池を提供

LinkAnyArts-BT シリーズ

電池模擬ソフトウェア「LinkAnyArtsーBT」は、RZ-Xと組み合わせることにより、リチウムイオン電池などの二次電池の特性を模擬運転できます。ソフトウェア上で、電池充電率(SOC)に対応した電流‐電圧特性(I-V特性)を編集し、簡単に設定することができます。これにより、複数の二次電池を、本ソフトウェアとRZ-Xで簡単に実現することができます。

対応製品:RZ-X