特長1省スペース・軽量

大容量ユニットの採用により、さらなる省スペース、軽量化を実現

特長2高効率の回生技術

回生時の電力を熱エネルギーに変換せず、電力系統に回生するため、供試体から発生したエネルギーを有効活用し、試験時のCO2の排出を低減
また、周囲に放出される熱エネルギーの発生を抑えることで、空調設備やその運転にかかるコストを削減

特長3豊富な動作モード

基本的な定電圧(CV)モード、定電流(CC)モードや定電力(CP)モードに加え、定電圧モード時に二次電池を簡易模擬する内部抵抗可変機能(※)をサポート
※：本機能により負荷電流による電圧降下を意図的には発生できるため、二次電池などの内部抵抗を簡易的模擬が可能

特長4負荷変動に影響されにくい安定性

インバータなどの供試品の負荷条件にかかわらず、安定した電圧を供給できるため、正確な出力特性や損失評価が可能

【仕様】
電圧変動値：定格出力電圧の±１％以下
条件：定格負荷電流の0% ～± 100% に急変させた場合の最大変動値

特長5高速動作

-300A~300A間の電流応答速度が5msec 以下と高速かつ、シームレスな力行（駆動）回生（吸収）切替を実現
また、電流のオーバーシュートやアンダーシュートがないため、供試体へのストレスを抑制

【仕様】
電流応答時間（ＣＣモード）：5 ｍｓｅｃ
条件：電流モードにおいて定格出力電流のー１００～１００％まで変化させた場合に設定値の－９０％～＋９０％に達するまでの時間

特長6安全機能

お客様の大切な供試体を壊さないために、細かな保護機能を標準でサポート
・過電圧保護、過電流保護、過温度保護
・漏電ブレーカー
・異常発生時には、電源出力を安全に停止

特長7スルーレート機能

突入電流を抑えたい場合を想定して出力電圧、電流のスルーレート（上昇率、降下率）を設定することが可能
この機能は電圧、電流、上昇、降下についてそれぞれに設定でき、出力のON-OFF時、出力設定の変更時のどちらにも有効

（設定範囲）
電圧：1.00V/S ～ フルスパン/S
電流：0.00A/S ～ フルスパン/S
※0.00A/S 設定時は最速(5ms) にて応答

特長8タッチパネルによる簡単操作

装置前面をタッチパネルにすることで、電源の出力電圧値や電流値などの各種パラメータ設定が簡単

特長9LAN経由による監視・制御機能

専用のリモートソフト(標準添付)をLANポート装備のPCで利用することにより、LAN経由で電源の制御・状態監視を行うことが可能

特長10切替機能（オプション）

電圧をHIGH(1000V)レンジとLOW(650V)レンジの２つのレンジ切替に対応しているため、供試体の入力条件に合わせて、高精度な出力電圧を提供

特長11バッテリー模擬機能(オプション)

電池充電率（SOC）に対応した電流-電圧特性（I-V特性）の設定や二次電池による等価回路からシミュレート
することができるため、実車に近いバッテリー挙動の模擬環境を提供

二次電池の等価回路でも設定が可能　→　設定外の動作も自動で計算して、最適な動作をシミュレート

特長12出力中継盤（双方向電源 専用オプション）

『RZ-X/100K/X2、RPS、RBTシリーズ』などの双方向電源の出力を中継し工事期間を大幅に短縮
安全かつ容易に配線が出来るためメンテナンス性の向上が図れます。

設置スペースや用途に応じて架台、キャスタ、自立台の３タイプから選択可能

出力中継盤　SD-JBシリーズ

SD-JB-1500-800（±800A）

SD-JB-1500-1600（±1600A）

■構成イメージ