直流安定化電源 DZ-Xシリーズ

~Product information~

DZ-Xシリーズ(直流安定化電源)

開発・品質評価に加え、生産ラインの利用を見据えた新たなコンセプトの直流安定化電源が誕生

DZ-Xシリーズ

CE

CEマーキング対応

電力:6kW~ 電圧:80V 電流:200A / 400A / 600A
電圧:800V 電流:22.5A/45A/67.5A
特長
業界トップクラスのノイズ抑制と高効率化を実現
省スペース化と大容量化を両立
周囲温度50℃でのフルパワー運転や2年間の製品保証と高い耐久性
直列L(80V)3台、H(800V)2台/並列10台で20台をサポート、最大360kWを提供
異なる電力容量でも並列接続の増設ができ、高い柔軟性を実現
USBポート利用による電源単体の長時間パターン運転を提供


メイン機能
  • ズーム
  • スルーレート
  • 内部抵抗
  • 外部アナログモニタ絶縁
  • 外部アナログモニタ制御
  • シーケンス
  • 校正
  • スイッチングレギュレータ
  • 並列10台
  • 直列3台
  • SC2
  • 通信
  • LinkAnyArts-BT

※1:直並列接続で最大20台まで

※アイコンをクリックすると、各機能の詳細を御覧いただくことができます。

1.開発・品質評価から生産ラインまで対応する「DZ-Xシリーズ」の主要性能

特長1直流安定化電源の本質を追求した高精度・低ノイズ設計

シンプルをコンセプトに直流安定化電源に求められている出力の高安定化に重要な過渡応答性の他、ノイズ抑制など業界トップクラスを実現しました。

特長218kWの大容量化とラック実装時の省スペース化を両立

本体の高さを従来機種(HX-S-G 12kW)と比べ約40%削減しました。また、出力電力も12kW→18kWと1.5倍の出力容量を実現しております。これにより、ラック実装時の省スペース化が図れ、かつ出力容量UPも実現できます。

18kWの大容量化とラック実装時の省スペース化を両立

特長3周囲温度50℃の高温環境下でもフルパワーを維持、長時間運転に耐える高信頼性

周囲温度50℃でもフルパワーで安定動作し、高い耐久性と信頼性を備えています。さらに、安心の2年間保証を付帯しています。

特長4タッチパネルとダイヤルを組み合わせた直感的な操作性

操作方式をタッチパネルとダイヤルに組み合わせ、電源操作からメニュー選択、細かな設定調整まで、一連の操作をスムーズかつ確実に行えます。
誤操作を防ぎながら、誰でも快適に扱える操作環境を提供します。

特長5電源の異常時の検出、保護機能と非常停止ボタンによる高い安全性

過電圧・過電流・過温度などの異常を検出し保護する機能の他、アラーム通知や履歴管理、画面ロック機能により安全性を高めています。
さらに、非常停止ボタンボックス(オプション)にも対応し、万が一の際にも安心して運用できます。

電源の異常時の検出、保護機能と非常停止ボタンによる高い安全性

2.システム拡張と柔軟な接続ソリューション

特長6直列・並列接続を自在に組み合わせることで最大360kWまでの拡張を実現

直列接続は、L(80V)タイプで最大3台、H(800V)タイプで最大2台まで対応します。並列接続は最大10台までサポートしており、直列と並列を組み合わせた構成では最大20台まで接続可能です。DZ‑X‑18k を20台で構成した場合、最大360kWの高出力を実現します。
また、並列接続に限り、同一電圧帯の機種であれば異なるモデルを混在させることができ、用途に応じた柔軟なシステム構成が可能です。なお、L(80V)タイプとH(800V)タイプを混在させることはできません。

直列・並列接続を自在に組み合わせることで最大360kWまでの拡張を実現

直列・並列接続を自在に組み合わせることで最大360kWまでの拡張を実現

特長71台で広範囲をカバーする「ズーム機能」と出力リミット機能

最大電力の範囲で出力電力を可変できます。これにより固定レンジ電源複数台カバーができます。
また、出力制限(リミット)機能により、出力電圧、出力電流、出力電力の制限ができます。

ズーム機能1台で広範囲をカバーする「ズーム機能」と出力リミット機能

特長8直列、並列接続を自動認識し、最適な電力供給を容易に提供

当社独自の直並列接続の自動認識により容易に容量UPができます。
直並列ケーブル(別売)で接続することにより、直列/並列接続状態と台数を自動認識し、マスター機より複数のDZ-Xを一括してコントロールすることができます。
なお、同一電圧帯機種であれば混在可能です。

直列、並列接続を自動認識し、最適な電力供給を容易に提供

3.さまざまな供試体の評価試験環境に対応

特長9電池の特性を再現する「内部抵抗可変機能」

内部抵抗可変機能は、電池に近い出力特性を再現できます。
注意:直線的な動作に限ります。過渡的な現象の近似には適しません。

電池の特性を再現する「内部抵抗可変機能」

特長10電圧・電流の変化速度をコントロールする「スルーレート機能」

定電圧(CV)動作や定電流(CC)動作による上昇率、下降率を独立設定し変化させることができ、オーバーシュートなどのような急激な変化を抑制したり、徐々に可変させた場合の評価など、色々さまざまなシーンでご利用できます。

電圧・電流の変化速度をコントロールする「スルーレート機能」

注:設定値はあくまでも本体内に設定が可能な値であり、電圧・電流の可変設定値が大きい場合や設定時間が短い場合、また、接続する負荷条件によっては、実際に期待する出力が得られない場合がございます。

特長11電源単体で700万行の長時間試験ができるUSBメモリパターン運転機能

本体内メモリによる単体のパターン運転(5行)の他、USBメモリ接続によるパターン運転(700万行)をサポートしました。これにより、PCなどの周辺機器不要で、長時間の評価試験(例:100msx700万行の場合 約194時間)などにご利用できます。
また、複数のUSBメモリにそれぞれ異なる試験データを準備し、USBメモリを差し替えることで、異なる試験を簡単に切り替えて行うことができます。

4.電源監視、保守などをスマートに運用できる機能

特長12ネットワークやUSBポートから手軽に最新ファームウェアへ更新可能

USBポートを利用したファームウェアのバージョンアップ(※1)の他、WEBサーバ機能により、WEBブラウザ(※2)を利用し、LAN経由でのバージョンアップ(※1)ができますので、お客様が常に新しいファームウェアにアップデートしてご利用になれます。
※1:ファームウェアのバージョンアップが発生した場合は、弊社WEBサイトにて公開をいたします。
※2:推奨するWEBブラウザは、Microsoft Edge

ネットワークやUSBポートから手軽に最新ファームウェアへ更新可能

特長13ネットワーク経由での遠隔操作を実現するWEBサーバ機能

WEBサーバ機能を搭載しているため、ネットワーク上のPCなどのWEBブラウザから直流安定化電源本体にアクセスできる環境であれば、どこからでも直流安定化電源本体内にログインし、設定、出力制御、パターン運転制御、出力モニタ、稼働時間等の装置情報など、実行可能です。

ネットワーク経由での遠隔操作を実現するWEBサーバ機能

特長14安全な運用をサポートする異常発生時のメール通知機能

SMTPをサポートしており、SMTPサーバとメールが受信できる環境であれば、モバイル、PCなどの端末で本体のアラーム通知(※)を受信でき、装置の異常状態を常に把握することができます。
※:主なアラームは、過電圧、過電流、過電力、過温度、直並列ケーブルの通信異常 他

安全な運用をサポートする異常発生時のメール通知機能

特長15電源の保守・点検時期の目安になる累積稼働時間表示

装置稼働の累積時間を本体内に蓄積し、前面モニタで確認できます。これにより、機器の保守・点検時期や部品(FAN、コンデンサ、消耗品他)交換時期の目安をつけることができ、長期にわたって、直流安定化電源を安全にお使いいただくことができます。

特長16その他(ファン騒音抑制機能)

ファン騒音抑制機能などを標準装備

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よくある質問

Q. 異なる出力容量のモデルを組み合わせて並列接続できますか?

A. はい、同一電圧帯の機種であれば混在接続が可能です。
例えば、80Vタイプであれば異なるモデル(6k-L、12k-L、18k-L)を組み合わせることができ、用途に応じた容量アップにも柔軟に対応します。

Q. パターン運転を長時間行う場合、PCを接続して電源をコントロールする必要がありますか?

A. いいえ、PCの接続は不要です。予め、PCにてパターン運転データ(CSVデータ)を作成し、USBメモリに転送後、電源前面のUSBポートにUSBメモリを接続し、作成したパターン運転データを電源本体に読み込ませることで、最大700万行(100msステップで約194時間分)のパターン運転を電源単独で実行可能です。

Q. 周囲温度が高い工場内での使用は可能ですか?

A. 周囲温度50℃までであれば、出力を制限することなくフルパワー運転が可能です。生産ラインなどの厳しい環境下でも安定して動作するよう設計されています。

Q. バッテリー(二次電池)や太陽電池の放電特性を出力シミュレーションできますか?

A. 「内部抵抗可変機能」により、CV(定電圧)モードで動作しているとき、負荷電流による電圧降下を意図的に発生させることができます。
これにより、化学電池(放電時)の内部抵抗や太陽光電池、燃料電池の I-V 特性を近似させることができるため、実際の電池に近い出力特性を再現できます。
注:直流的な動作特性の模擬に限られ、過渡的な挙動(急峻な変化)の再現には適していません。

Q. 遠隔地からアラームの発生を知る方法はありますか?

A. メール通知機能をご利用いただけます。
過電圧や過温度などのアラーム発生時に、指定したPCやモバイル端末へ通知を送ることができ、異常状態を即座に把握できます。
注:本機能をご利用の際は、本体内のメール送信設定、ネットワーク設定及び、ネットワーク、メールサーバーなどのメール配信システムが正常に動作している必要があります。